インプラント治療における骨の増生について

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山根口腔インプラント研究所からの伝言 No.4

山根 進骨の増生

山根歯科医院 院長 山根 進

すべての症例において、骨が十分あってインプラントができるわけではなく、理想的な部位にインプラントを埋入することは難しいです。

歯を抜いた部位は直後に大きな穴があき、インプラントを埋入しても固定ができず、骨を増生する必要がでてきます。たとえ、固定できても、インプラントと骨との間に欠損が生じ、インプラント体が露出してしまうことがあり、やはり骨の増生が必要になってきます。そこで骨増生のためにはどうすればよいかという問題になります。
まず、第一選択として、自家骨を他の部位からとってきて、移植することが考えられます。しかし、自家骨移植の場合、感染することもあり、成功しても半分に吸収してしまうこともあります。

また、量もかぎられており、大量に自家骨を採取するには下顎骨のオトガイ部位、下顎角部、骨盤から採取することになり、手術侵襲が大きくなり、患者様に大きな負担をかけることになります。

他人の骨や牛の骨が外国では使用されていますが、日本では認可されていません。

次に骨補填剤として、生体内で吸収しないアパタイト、吸収する炭酸アパタイト、アルファTCP、ベータTCP、生体活性ガラスなどが現在使用されています。ベータTCPは徐々に吸収されるのですが、アルファTCPや生体活性ガラスは骨の増生よりも吸収が速く、骨補填剤には一長一短あり、骨と混合して使用する場合もあります。

骨ができても、ある程度の堅さを得るまでには最低6ヶ月が必要になります。我々は新しい骨よりも古い昔からある固い骨を信頼して、インプラント埋入を行っています。

骨補填剤
アパタイト 炭酸アパタイト ベータTCP アルファTCP 生体活性ガラス