インプラントと糖尿病について

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山根口腔インプラント研究所からの伝言 No.20

山根 進インプラントと糖尿病について

医療法人社団 山根歯科医院
 理事長    山根 進

結論からいいますと、かかりつけ医によって十分管理された糖尿病であれば、インプラント治療は可能であるとおもいます。
正常値としては、空腹時血糖:140mg/dL以下、ケトン体(一)、HbA1c:6.5%以下がかんがえられますが、糖尿病であっても、十分コントロールされておれば、かかりつけ医と相談の上、インプラント治療を行っています。

従来、糖尿病にかかると嘩液の分泌量が減少し、血管がもろくなり、歯周病菌が増加し、歯肉炎や歯周病になりやすいと言われております。
症状としては、歯肉の溝が4ミリ以上深くなり、歯牙の動揺、歯肉の腫れ、出血、排膜がみられます。
レントゲン所見としては歯牙周囲の骨吸収が観察されます。

最近では 歯周病が悪化するとインスリンの分泌を抑制させ、糖尿病をさらに悪化させると、悪循環がいわれています。従って、口腔内清掃が非常に重要になってきており、歯牙周囲組織を健康にすることがより求められてきています。
インプラントも同じく、糖尿病患者では、インプラント周囲組織炎を起こしやすく、インプラント周囲を清掃しておく必要があります。
当院では、症例によって、患者様に1月、2か月、3か月、半年に1回、インプラントを含めた口腔内全体の清掃のために来院してもらっています。

糖尿病はインスリン分泌の欠乏により、血糖値が上がる疾患であります。生活習慣病の一つであり、食事療法、運動療法、薬物療法を行います。糖尿病の怖いのは、これによって、網膜症、神経障害、腎症、動脈硬化、歯周病 などの合併症を引き起こし、ひどい場合には、失明したり、足壊痕により足を切断、人工透析をせねばならない状態に落ち込みますので、十分気をつけたいものです。

糖尿病     |    易感染性   |    HbA1c