インプラント治療 6
様々なインプラント治療
サイナスリフト
上顎の歯を失って時間が経過したりすると歯槽骨が吸収してインプラントに必要な骨の厚みがない場合があります。その場合に行う外科手術がサイナスリフトです。サイナスリフトは上顎洞底挙上術といい、文字通り上顎洞の底上げ手術のことです。吸収してしまった上顎の歯槽骨を骨補填材や自家骨を使って、骨の厚みを回復させインプラントを埋入できるようにします。
ソケットリフト
ソケットリフトとはサイナスリフトと同じ上顎洞底挙上術(外科手術)です。違いはインプラントを埋入する部分から背用器具オステオトームで粘膜を押し上げるため傷口が小さくてすみます。押し上げた部分に骨補填材等を充填しインプラントを埋入します。
抜歯即時インプラント
通常、抜歯した部位にインプラントを施す場合、抜歯部が治癒する迄、2〜6ヶ月程度待ち、その後インプラントを埋入。最終的な治療が終了するまで下顎で3〜9ヶ月、上顎で7〜11ヶ月程度の治療期間がかかります。抜歯即時インプラントというのは歯を抜いた直後にインプラントを埋入し周囲を骨補填剤で埋め、インプラントの治療期間を短くする治療法です。
インプラント自体も抜歯即時専用のものが使用されます。
インプラントによるオーバーデンチャー
オーバーデンチャーとは残根上の義歯のことで特別に処置された歯の上に取り付けられます。歯を失ってしまうと歯槽骨は吸収してやせ細っていきます。なんとか残っている歯を土台として残し、骨の吸収を遅らせ入れ歯を安定させようということです。それでも歯が無くなってしまった場合などはインプラントをその土台としてオーバーデンチャーとすることができます。
インプラントによるオーバーデンチャーには患者様の症状にあわせたボールアタッチメント、マグネットアタッチメント、クリップアタッチメント等の様々なアタッチメントをご用意できます。
静脈内沈静法
治療時の恐怖や不安感をやわらげるため、静脈内鎮静法といわれる方法を導入しています。静脈内鎮静法とは歯科麻酔医の先生によって、全身管理を行いながら少量の鎮静薬を静脈に投与し、緊張を和らげた状態で手術を行うというものです。
インプラントをしてみたいけど、手術というとなんだか怖い、不安だという方はご相談ください。
インプラント治療は数ヶ月の治療期間を必要とします。治療方法や治療期間、治療費用など個人差がありますので詳しくは歯科医師にご相談下さい。 |
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