歯周病について 山根歯科通信 Vol.4
歯周病について
歯周病とは
歯は、歯ぐき・骨(歯槽骨) ・歯根膜、そして歯の表面のセメント質からなる歯周組織という構造に守られ、倒れたり抜け落ちたりしないようになっています。
歯周病はその字の通り、歯の周りの組織の病気で、歯肉が腫れて出血し、膿が出て、歯槽骨(歯を支えている骨)が溶け、やがて歯がグラグラしてきて最後には抜けてしまうという病気です。
どうして歯周病になるの?
歯周病は今、生活習慣病の一つとも言われており、食べ物の習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣と密接なつながりがあります。
さまざまな原因がある中の、一つのとして、歯周病菌による歯ぐきの感染があります。
何日か歯磨きをしないままでいると、プラーク(歯垢)がたまってしまいます。
プラークとは、細菌の塊であり、このプラークの中の虫歯菌や歯周病菌が巣を作って歯の表面を覆ってしまいます。プラークは歯肉ポケットが大好きで、ブラッシングを怠ると、すぐに歯肉ポケットの中にプラークがたまってしまいます。
これをこのまま放置すると、歯周病菌の影響で、歯ぐきが炎症によって破壊され、歯ぐきが腫れたり、歯ぐきから出血したり、膿が出たりします。
それが続くと、歯を支える土台の骨が溶けて、歯がグラグラになり抜けてしまいます。