・歯科用CADを導入 山根歯科通信 NO.27
歯科用CADを導入
CADとはComputer-Aided Designの略で、「コンピュータ支援設計」という意味です。今までは、歯にかぶせ物を作るときに、歯の型を取った後に、模型上で技工士さんがかぶせ物を作っていましたが、CADでは模型のデータをコンピュータに読み込みます。
そしてパソコン上でかぶせ物を設計し、そのデータをドイツの工場に送り、作製します。これにより、今まで作製できなかったかぶせ物もできるようになりました。
現在、山根歯科医院では、インプラントの上につける土台となる部分(アバットメント)をこのCADで作製できるようになりましたが、将来的には歯のかぶせ物もこのCADで作製するようになるかもしれません。
この装置で、模型のデータを読み、
パソコン上でかぶせ物を設計します。
日本口腔インプラント学会・学術大会
【 全国大会 in 大阪 】
院長の山根進先生が一般口演の部で『骨質の異なる下顎模型におけるインプラント安定指数(ISQ)の実験的研究』と題して発表を行いました。インプラントの安定性の評価方法として、日常臨床ではISQ値を測定します。今回の発表では、異なる骨質からなる下顎模型を用いてISQ値を測定し、骨密度が高いほどISQ値が高くなる傾向があるという結果を報告しました。臨床においてもISQ値は骨質(骨密度)によって有意の差があると推測されますが、CT検査で骨密度が低いと判断した場合には、術式の変更やインプラント埋入後の治癒期間の延長といった工夫を行っています。
【 中国・四国大会 in 高知 】
ポスターセッションで『表面麻酔薬滞留床による疼痛緩和』と題して発表を行いました。インプラント手術時における局所麻酔注射時の疼痛を緩和するために、表面麻酔薬を滞留させる床(装置)を作り、その疼痛緩和の効果について報告しました。局所麻酔時の疼痛の程度について、アンケートにご協力してくださった患者の皆様、どうもありがとうございました。
新しい衛生士のご紹介
1月から新しいスタッフが加わりました。
このたび1月から山根歯科医院に勤務させていただくことになりました古谷美幸です。
いろいろと不十分な点もあると思いますが、一生懸命頑張りますのでこれからよろしくお願いします。