・歯科検診・入れ歯のお手入れ 山根歯科通信 NO.29
歯科検診(口腔衛生指導)
今年も高嶺園にて歯科検診と口腔衛生指導をさせていただきました。口腔衛生指導では初めにDVDで歯の磨き方、入れ歯のお手入れ方法について観てもらった後、歯の磨き方について大きな顎模型を使って復習をしました。
むし歯になりやすい人
・虫歯菌(ミュータンス菌)が多い
・ブラッシングが苦手
・食生活が不規則
・甘い物が好き
食事をすると、虫歯菌によって口の中が酸性に傾きます。間食など食事の回数が多かったり頻繁にアメをなめたり甘い飲み物を飲んだりすると、歯の再石灰化が間に合わずむし歯になりやすくなります。むし歯になりやすいと感じる方は一度自身の生活習慣を振り返ってみましょう。
虫歯になりやすい場所
1. 小窩裂溝(奥歯の咬む面にある小さな溝)
2. 歯間隣接面(歯と歯の間)
3. 歯頚部(歯と歯肉の境い目)
特にこれらの部位に気をつけて歯磨きをしてみましょう。前歯の裏は歯ブラシを縦にすると磨きやすいです。 お口の中のケアについて分からないことがありましたら、お尋ねください。 お口の健康を守るためにも定期的な検診を忘れずに!
入れ歯のお手入れ
入れ歯の汚れは、そのほとんどが細菌の塊です。入れ歯の手入れが悪いと、これらの細菌が気管に入り込んで、誤嚥性肺炎などの重篤な病気を引き起こしてしまう可能性もあります。
これまでの研究で、歯がある人も歯がない人も、口腔内を清潔に保つことが、誤嚥性肺炎の予防に有効であることがわかっています。
入れ歯を使用している方は、ポリデントなどの洗浄剤で入れ歯をきれいに洗浄してください。普通の歯ブラシで磨くと入れ歯に傷がついて、そこに細菌が付着しやすくなる場合があるので、磨く場合は、義歯用のブラシを使用してください。
また、落ちにくい汚れは当院で専用の機械を使った研磨や、超音波洗浄なども行っておりますので、気軽に声をかけてくださいね。
義歯洗浄剤と義歯ブラシ